「関東」カテゴリーアーカイブ

とと姉ちゃん

皆さんはNHKの朝ドラ見ていますか?

私はいつも時間に追われなかなか見れていなくて、前半後半のダイジェストでがっつりと見ることにしています。

今回紹介するのは現在放送中の「とと姉ちゃん」。姉妹3人と両親に囲まれて育った少女・小橋常子はわずか11歳で父を亡くし、父の代わりに母と妹を養うために奮闘しながら後に、女性のための雑誌を作ろうとしていくストーリーなんです。ストーリーもですが主題歌の「花束を君に」が宇多田ヒカルさんの5年ぶりの復帰作ということで話題に。
流れるようなメロディで優しい歌なんです。朝から聞くとほんとに癒されます^^。
先日前半ダイジェストを見て、主演の高畑充希さんほか3姉妹の可愛らしさと強さ、お母さん(かか)役の木村多江さんの一歩引いているけど芯の強い母の姿に感銘を受けました。

実は、常子たち家族が東京へ出るまでの撮影は、静岡や栃木、千葉県などの自然豊かな美しい風景の中で行われたんだそうです。せっかくなので、そんな懐かしいスポットをいくつかご紹介してみますね。^^

【蓬莱橋】静岡県島田市の大井川に架けられた木造橋でJR島田駅から徒歩20分のところにあります。
「世界一の長さを誇る」といわれる木造歩道橋では常子や次女の繭子たちが橋を駆け抜けたりと、印象的なシーンのひとつに使われています。
この橋、富士山が美しく見える素晴らしい絶景スポットなんですが、撮影日に強風が吹き付けていてさえぎるものがなく、セーラー服を着てでの橋上での撮影はとっても大変だったそうです…。昔ながらの木造歩道橋はとても風情があって映画「男はつらいよ」、「超高速!参勤交代」などにも使われているそうです。
蓬莱橋

【中田島砂丘】常子と次女繭子が町内運動会で景品のお米のため「二人三脚」に挑むため、かかと一緒に練習したのがこの砂丘。浜松市の天竜川西側にある「遠州浜」に広がる砂丘です。
「日本三大砂丘のひとつ」とも知られ、東西4キロ、南北600メートルもの広大な砂丘で冬には「遠州のからっ風」と呼ばれる強い季節風が吹いて、砂浜に美しい”風紋”を作りあげるんです。広~い砂丘に人では作れない素晴らしい自然の作った芸術品、一度じかに見てみたいものです。

【旧須川小学校】常子と繭子が通う小学校がここ。ここでは約80人を超えるエキストラの方が参加されたそうです。
栃木県大田原市にあり平成18年3月に廃校になっていますが、昭和の雰囲気漂う木造2階建て校舎は当時の雰囲気たっぷり。

【千葉県立佐倉高校】常子と繭子が通う高等女学校。国の登録有形文化財に指定されている明治時代の建築物。淡いピンクで異国風な作りでとってもステキなんです。
明治43年に旧制中学校として創立された歴史ある現役の県立高校。開校と同時に建築された校舎は今では記念館として保存されています。
窓枠や飾りなど細かい工夫がされ、外観は自由に見学することができるんです。
2012年の「梅ちゃん先生」でも主人公が女子医学専門学校を受験するシーンに使われたそうですよ。

このように様々のところで撮影され、これからも戦中・戦後と描かれていくとと姉ちゃん。
どんな風に一人の女性として成長していくのか目が離せませんよね!!

舞台巡りをすると、主人公をより近しく感じるのではないでしょうか!?
まさに現在放映されている最中に巡るもよし、ドラマが完結してから巡るのもよし・・・
あなたはどちらがお好みですか?

梅ちゃん先生

「梅ちゃん先生」は、2012年4月2日から同年9月29日まで放送されていた86作品目のNHK朝ドラで、戦後復興期の東京・蒲田を舞台にした、主人公の女医「梅ちゃん先生」こと梅子の物語です。
2011年6月29日に記者発表をして概要が明らかにされたのですが、同年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の復興支援プロジェクトの一環として位置づけられています。

主演はオーディションを行わずに選ばれた堀北真希さんで、他の出演者には、松坂桃李さん、内田未来さん、高橋克実さん、南果歩さん、倍賞美津子さん、ミムラさん、小出恵介さん、片岡鶴太郎さんなどそうそうたる顔ぶれ。
「おひさま」、「カーネーション」と過去2作品とも主人公が兼任していたナレーションは、「てっぱん」以来3作振りに林家正蔵さんが専属で行っています。

梅ちゃん先生では、NHK朝ドラで初めてとなる映像表現効果が取り入れられています。戦時中の軍事関連工場や終戦当時の東京の街、復員兵が降り立つ品川駅ホームなど、当時の歴史的情景のシーンでは、映画フィルム画像の特殊効果撮影をたびたび使って、出演者がその場面にいるかのように表現されているんですよ!

物語は、第二次世界大戦末期の空襲(京浜空襲)により焦土となった東京都蒲田区(1947年から大田区蒲田)から始まります。3人兄妹の末っ子、下村梅子が、学制改革前の旧制医学専門学校である城南女子医学専門学校に進学し、さまざまなな経験を経た後に町医者となり、地域の人たちと支え合いながら戦後占領期から高度経済成長期を生きていくという物語です。

舞台となっているは東京の蒲田ですが、撮影は関東周辺で行われました。
空襲で焼けた蒲田の町は、茨城県高萩市安良川の「日本加工製紙高萩工場跡地」で行われ、建物は撮影用のオープンセットでした。
日本製紙加工高萩工場跡
梅子が終戦を迎える勤労奉仕先は、千葉県香取郡多古町の「旧興新小学校」、終戦直後に梅子が通う高等女学校の仮校舎は茨城県常総市豊岡町にある「弘経寺(ぐぎょうじ)」、梅子がインターン勤務する帝都大学附属病院は東京都国立市にある「一橋大学」、信郎が梅子に求婚する警察署前は 神奈川県横浜市港北区にある「横浜市大倉山記念館」などで撮影が行われました。
弘経寺 横浜市大倉山記念館
梅子が通った城南女子医学専門学校は、東邦大学医学部医学科の前身である「帝国女子医学薬学専門学校」がモデルになっているんですよ。

他にもさまざまな場所で撮影が行われ、映像表現効果や特殊効果撮影を取り入れながら、戦時中や終戦後の情景が上手く表現されています。ドラマ自体の内容も楽しめるし、そうした情景も楽しめるドラマとなっていると思います。なので、ドラマを見てからロケ地を巡ってみると、その場所もまた違う見方ができるかもしれませんね^^

埼玉県『つばさ』

NHK朝ドラは日本全国いたるところで撮影されているように思いますが、主な舞台となって全都道府県を制覇したのは2009年とわりと最近だったりします。
その最後の場所だったのが埼玉県で、「つばさ」という作品でした。関東はロケ地としてもよく使われているイメージがあるから、埼玉が最後だったというのは少し意外でした。

「つばさ」は2009年3月30日から9月26日まで放送されていた80作目のNHK朝ドラとなります。
オーディションで1593人の中から選ばれた主人公の多部未華子さんは、歴代朝ドラヒロインとしては初の平成生まれなんですよ。
他に、つばさの母の玉木加乃子に高畑淳子さん、つばさの父の玉木竹雄に中村梅雀さん、つばさの祖母で加乃子の母の玉木千代に吉行和子さん、西城秀樹さん、冨浦智嗣さん、市山貴章さん、阿部亮平さんなどが出演されています。

主人公の玉木つばさは20歳の大学生で、実家が営む老舗和菓子屋「甘玉堂」の跡継ぎでもあります。また、「夢を追い求める」と言って母が出ていってしまったため、主婦として玉木家の家事全般も行っていました。
しかし、ある日突然母が帰ってきたことから生活が一変。つばさも知らなかった莫大な借金があるのが発覚し、借金の利子を帳消しにする代わりに貸主の斎藤の仕事を手伝うことを強制され、借金の取り立てで会った真瀬とラジオ局の開設に携わることとなり、隠れたバラエティの才能を見出され、ハプニングがつきもののリポーターに抜擢されたりと、いろいろなことが起こるのですが、いったいどうなっていくのやら・・・。
とまぁ、こんな感じのあらすじでしょうか。

それでは気になる主なロケ地巡りと行きましょう♪

まず、オープニングに出てくる架線柱が残る廃線跡は埼玉県川越市大字池辺の“西武安比奈線跡”です。
西武安比奈線跡ここはつばさと真瀬社長が最後に電波測定をした廃線跡でもあります。

オープニングに出てくる階段は、埼玉県川越市小仙波町1丁目の“仙波東照宮”で、つばさと翔太が初詣に行った神社も仙波東照宮なんですよ。
仙波東照宮

つばさが通う大学は“尚美学園大学川越キャンパス”が使われました。
尚美学園大学川越キャンパス

つばさの実家である老舗和菓子屋「甘玉堂」としてドラマに登場したのは、埼玉県川越市幸町にある“陶舗やまわ”です。
陶舗やまわドラマの撮影はスタジオのセットを使って行われたのですが、ドラマの中で出てきたトロッコのレールは陶舗やまわの店内には残っているものなんですよ。

主なロケ地しか紹介できませんでしたが、撮影が行われた場所は素敵なところばかりなんです。きっかけはロケ地巡りだったとしても、お気に入りの場所となるかもしれませんよ^^

そうそう、主演の多部未華子さんはつばさでの演技が評価されて、2010年にエランドール賞の新人賞を受賞しているんですよ!オーディションで選ばれるくらいだから、もともと実力があったのでしょうね^^

純情きらり

皆さん“朝ドラ”を見ていますか?月曜~土曜日まで欠かすことなく見ているという方も多いのでは^^
1回試しがてら見てしまったら、つい次の展開が気になって見てしまうものです。。。

私自身、朝ドラを見る習慣はないのですが、2006年4月3日から2006年9月30日に渡って放映され、毎日のように見てしまっていた「純情きらり」

あの頃は、そんなに出演者は気にもしていなかったのですが、今改めて確認してみると、そうそうたる方たちが。。。♪

今思い出すと、とても懐かしい。。。もう一度見たくなってきました^^主人公・桜子を演じる宮崎あおいさんのピュアな感じが可愛らしく、桜子の一途さ、夢に向かって時には挫折をしながらも努力する姿に見ている側も元気になれる感じがしていたことを思い出します。
お話は、桜子の幼少期から、結婚して我が子を産み、そして病によって命を落としてしまうところまで。。。最終回は自然と涙が
溢れてきた方も多いのでは。まだ戦争時代の話だったので、余計に心痛める場面もあったような気がします。

この物語の舞台は、愛知県岡崎市にある八丁味噌の蔵元なんですよ~。撮影が行われていたころからその後まで、現場には
たくさんのツアー客の方が訪れていたんだそう。そこの経営者の方も積極的にお客様を受け入れていたんですね^^
八丁味噌が有名ということで、こちらにいらした方たちは、味噌汁や味噌田楽の試食を楽しんだり、“味噌ソフト”を食べたり、
味噌を存分に味わっているんだそうですよ~^^やはり本場の味は、私たちが普段から食べているものとは少し違うんでしょうね♪
純情きらりの出演者の皆さんも食べていたのかもしれませんよ~!!

主人公の桜子といえば、お話の後半には小学校の先生として活躍していました。その撮影場所となった学校も実際、茨城県にあるんですよ~。ピアノを弾いていたのが、強いイメージとして残っている方も多いのではないでしょうか♪

他にも、幼少時代の有森桜子の弟がいじめっ子の高島キヨシにからかわれた路地が東京都府中市南町にあったり、桜子が、女学校に向かい自転車で走っていた桜並木は、愛知県岡崎市伊賀町・東郷中伊賀八幡宮前の桜並木だったり、たくさんの場所で撮影が行われていたんですね!

懐かしさを感じながら、撮影していた場所巡りをするのも新たな発見を見つけられたりして楽しいかもしれませんね^^

何処も景色がいいところなので、純情きらりを見ていた方も、見たことがない人も一度訪れていてはいかがでしょうか♪

『花子とアン』(2014年3月31日~9月27日)90作目

【語り】美輪明宏

【出演】吉高由里子、鈴木亮平、仲間由紀恵、窪田正孝、中島歩、井原剛志、室井滋、吉田鋼太郎 ほか
【あらすじ】山梨県甲府の農家に生まれたヒロインはな。
想像力豊かなはなは、行商から帰って来た父・吉平(井原剛志)の土産、『親指姫』の本との出会いをきっかけに、“物語り”への興味を強く持つようになる。
10歳には、東京のミッション系女学校へ編入。裕福な家庭の子女ばかりという環境に翻弄さながらも、“腹心の友”葉山蓮子(仲間由紀恵)との出会いを通じ、持ち前の想像力で翻訳への才能を開花させはじめる。
そして、関東大震災、息子の死、戦争…苦難のなか、『Anne of Green Gables』と出会い、後に『赤毛のアン』として翻訳、語り継がれる名作を作り上げるのだった。
【舞台】山梨県、東京都、福岡県

・はなの実家(オープンセット)
はなが、生まれ育ち、そして旅立った場所。
撮影が行われた時は、セットは甲州にありましたが、現在は韮崎市民族資料博物館に移転されました。
ここにでは、幼少時代、幼なじみである朝市と忍び込んだ教会の蔵座敷も見る事ができます。
<詳細:http://www.nirasaki-kankou.jp/?p=3567>

・鳩山会館
はなの腹心の友となる、葉山蓮子は、伯爵家のお嬢様。
はなの8歳年上ということもあり、最初のうちはちょっと意地悪な蓮子様にはなは困惑!
しかし、伯爵家という家柄に生まれた彼女の孤独と苦悩を理解するうちに、永遠の友情を育むわけですが、花子の家同様、蓮子の実家でもいろいろな事がありました。
その実家は、「鳩山会館」で撮影されたもの。

兄に呼び出された蓮子。実家に戻ると、“家”のために25歳年上の石炭王と見合いをして欲しいと懇願されるシーン。

元は、第52~54代内閣総理大臣 鳩山一郎の私邸だったそうで、きっと、その時代を動かす多くの政治家たちも訪れたのでしょう。
昭和の豪華な建築様式が織りなす、厳かな空気感は、シーンに一層の緊迫感を感じさせます。
<詳細:http://www.hatoyamakaikan.com>

・伊藤伝右衛門邸宅
こちらでの撮影は行われてはいないのですが、おそらく、「花子とアン」に関連する場所の中で、一番人気なのではないでしょうか。
ドラマの中では、嘉納伝助・葉山蓮子という名前に変更されていますが、モデルとなった伊藤伝衛右門・柳原百蓮夫妻が暮らしていた家です。
日本建築の中には、随所に妻好みのデザインが施されており、荒々しい愛情表現しかできない不器用な伝助と、実際の人物には、通じるところがあったのではないかと感じられるでしょう。
<詳細:http://www.kankou-iizuka.jp/denemon/>

あまちゃん舞台めぐり―東京編

 この度は、「あまちゃん舞台めぐり―岩手編」に続いて、「あまちゃん」の第2章東京編で舞台となった場所を紹介したいと思います。

【あまちゃん東京編のあらすじ】
 「あまちゃん」の東京編は、主人公のアキがアイドルを目指して東京に上京するというところから始まります。
 人気アイドル「アメ横女学園」の事務所の社長から誘われたアキでしたが、いざ上京してみると売れないアイドルの生活を体験することとなり、苦戦してしまいます。
 ですが、持ち前の人懐っこい性格で周りの人を魅了していき、アイドルまたは女優としてなんとか成長を遂げていくのでした。

 東京編は、岩手編とは打って変わってアキのアイドル人生が描かれていきます。
といっても、岩手にいる登場人物の日常もしっかりと描かれていて、東京の出来事と岩手での出来事で物語が目まぐるしく変わっていきます。
また、前半の岩手編では明かされなかった秘密なども明かされるので、見ごたえたっぷりの第2章ですよ。

・「アメヤ横丁」

 東京編では、物語の中心となるのが「アメヤ横丁」です。
 私は、東京にはあまり詳しくないので、この「アメヤ横丁」と言う町は、実際に存在していないものだと思っていたので、実際にあると知ったときは少しびっくりしました。
 「アメヤ横丁」にある「アメ横」の看板の横にあるスクリーンもまさにドラマのままなので、実際に訪れてみるとドラマのシーンが頭の中で流れてきますよ。
 
 さらに「アメ横」のほぼ中心にある「アメ横センタービル」という建物の入り口には、ドラマで主人公のアキが初めて東京を訪れた時に真っ先にやってきたアメ横女学園の劇場「東京EDOシアター」へ続いている階段がありますよ。
 この階段は、アキが東京を訪れたシーンを見たことがある方にとってはかなりテンションの上がるスポットだと思います。

・「大名時計博物館」
 所在地:東京都台東区上野桜木1丁目8

 「大名時計博物館」と言う名を聞くと、そんなところドラマで出てきたっけ?と思われるかもしれませんが、この博物館はまさにアキが東京でGMTの仲間たちやマネージャーの水口と一緒に暮らしていた「まごころ第2女子寮」なのです。
 まさか寮として出てきた建物が博物館だなんてびっくりしますよね。
 建物の感じをあまりよく覚えていない人でも、博物館の外観を目にすると絶対にピンときますよ。
 風情溢れる昭和な建物を見ていると、なんだかアキやGMTのメンバーが出てきそうな感じになります。