梅ちゃん先生

「梅ちゃん先生」は、2012年4月2日から同年9月29日まで放送されていた86作品目のNHK朝ドラで、戦後復興期の東京・蒲田を舞台にした、主人公の女医「梅ちゃん先生」こと梅子の物語です。
2011年6月29日に記者発表をして概要が明らかにされたのですが、同年3月11日に起きた東北地方太平洋沖地震(東日本大震災)の復興支援プロジェクトの一環として位置づけられています。

主演はオーディションを行わずに選ばれた堀北真希さんで、他の出演者には、松坂桃李さん、内田未来さん、高橋克実さん、南果歩さん、倍賞美津子さん、ミムラさん、小出恵介さん、片岡鶴太郎さんなどそうそうたる顔ぶれ。
「おひさま」、「カーネーション」と過去2作品とも主人公が兼任していたナレーションは、「てっぱん」以来3作振りに林家正蔵さんが専属で行っています。

梅ちゃん先生では、NHK朝ドラで初めてとなる映像表現効果が取り入れられています。戦時中の軍事関連工場や終戦当時の東京の街、復員兵が降り立つ品川駅ホームなど、当時の歴史的情景のシーンでは、映画フィルム画像の特殊効果撮影をたびたび使って、出演者がその場面にいるかのように表現されているんですよ!

物語は、第二次世界大戦末期の空襲(京浜空襲)により焦土となった東京都蒲田区(1947年から大田区蒲田)から始まります。3人兄妹の末っ子、下村梅子が、学制改革前の旧制医学専門学校である城南女子医学専門学校に進学し、さまざまなな経験を経た後に町医者となり、地域の人たちと支え合いながら戦後占領期から高度経済成長期を生きていくという物語です。

舞台となっているは東京の蒲田ですが、撮影は関東周辺で行われました。
空襲で焼けた蒲田の町は、茨城県高萩市安良川の「日本加工製紙高萩工場跡地」で行われ、建物は撮影用のオープンセットでした。
日本製紙加工高萩工場跡
梅子が終戦を迎える勤労奉仕先は、千葉県香取郡多古町の「旧興新小学校」、終戦直後に梅子が通う高等女学校の仮校舎は茨城県常総市豊岡町にある「弘経寺(ぐぎょうじ)」、梅子がインターン勤務する帝都大学附属病院は東京都国立市にある「一橋大学」、信郎が梅子に求婚する警察署前は 神奈川県横浜市港北区にある「横浜市大倉山記念館」などで撮影が行われました。
弘経寺 横浜市大倉山記念館
梅子が通った城南女子医学専門学校は、東邦大学医学部医学科の前身である「帝国女子医学薬学専門学校」がモデルになっているんですよ。

他にもさまざまな場所で撮影が行われ、映像表現効果や特殊効果撮影を取り入れながら、戦時中や終戦後の情景が上手く表現されています。ドラマ自体の内容も楽しめるし、そうした情景も楽しめるドラマとなっていると思います。なので、ドラマを見てからロケ地を巡ってみると、その場所もまた違う見方ができるかもしれませんね^^

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