『すずらん』(1999年4月5日~1999年10月2日)60作目
【語り】倍賞千恵子
【出演】遠野凪子、柊 瑠美、倍賞千恵子、橋爪 功 ほか
【あらすじ】
大正時代の北海道留萌。炭鉱で栄える明日萌の駅の待合室に捨てられた女の子(遠野凪子)が、駅長(橋爪功)によって「萌」と名付けられ育てられた。
財閥の非嫡出子との恋、戦争、空襲、鉱山の閉鎖…北海道と東京の地を運命に翻弄されながら駆け巡り、大正・昭和・平成と激動の三時代を生きた女性の一代記。
【ロケ地】
北海道沼田町、深川市、夕張市、留萌市、北海道開拓の村
※北海道が舞台になったのは昭和62年の「チョッちゃん」以来12年ぶりだった
・JR留萌本線恵比島駅
架空の「明日萌(あしもい)駅」のために昭和初期の木造駅舎を再現しました。
この地は一直線の線路や昭和初期の街並みが残されていることからロケ地に選ばれたといいます。
駅舎内には萌の人形も置かれており、ドラマの昭和時代で時が止まったかのようです。
ちなみに駅名は架空ですが、アイヌ語のアシリ・モイ(新しい淀み・新しい淵)に由来しています。
北海道の地名の多くがアイヌ語に由来している歴史をきちんと踏襲していました。
ドラマ内で走っていたSLすずらん号が、 1999年から実際に留萌本線で運行されました(2006年に運行終了)。
・黒瀬旅館(中村旅館)
恵比島駅前にあります。そのほかのセットは撤去され、現在はこの旅館のみです。
営業時間は 4月下旬から 10月末の午前 10時から午後 3時までで、時間内は中村旅館内に管理人さんが常駐しています。
萌の丘
北海道雨竜郡沼田町恵比島駅近くの丘。萌が一人になれた場所。初夏にはルピナスの花が咲き、色とりどりの美しい風景を見せます。